クライアント・サーバー・アプリケーションを配布する、もしくはスタンドアロンの Windows アプリケーションを配布する場合にこの演習を行います。このいずれの配布においても、パッチ 1 を作成するための手順はまったく同じです。

目的

DTE030 で作成した、変更後の再利用可能パーツを含むパッチ 1 パッケージを作成し、インストールする。

上記の目的を達成するには、以下のステップを完了してください。

ステップ 1. DLL バージョンの設定と変更されたコンポーネントのリコンパイル

ヒントLANSA14 フォルダにインストールされた LANSA システムで、区画 TRN 使用時のアプリケーションの DLL フィールドは、以下のパスにあります。
C:\Program Files (x86)\LANSA14\X_WIN95\X_LANSA\X_TRN\EXECUTE

ステップ 2. パッチ 1 のパッケージを作成

ステップ 3. パッチをインストール

まとめ

パッチとは?

パッチを使用して、Windows インストーラーを使ってインストールされたソフトウェア製品に一連の変更を配布します。ソフトウェア製品のアップグレートは、新しいバージョン (MSI ファイル) のインストール、またはパッチ (MSP ファイル) の適用により可能です。

パッチは主に修正されコンパイルされたオブジェクト、ショートカットおよび実行可能ファイルの適用に使われます。  パッチを使用したデータベースの変更管理は複雑で、データベースの破損につながりやすいため、パッチを使ってデータベース変更を配布することは推奨されません。

パッチは、それぞれのパッチ番号により識別されます。パッチ番号はそのベースとなるバージョンもしくはパッチに直接関係があります。例えばパッチ1.0.0.1 はバージョン1.0.0.0の最初のパッチです。

パッチをアップデートされたオブジェクトの提供にのみ使用し、新しいオブジェクトがない場合、パッケージ定義内での変更は不要です。パッケージを保存し、作成してください。バージョンと現在のオブジェクトの状況との違いがパッケージに含められます。

通常、パッチは最後のパッチ定義から作成されるため、例えば新しいオブジェクトの追加のようなパッケージ定義への変更を含みます。

パッチの適用順によってインストールの結果が変わることはありません。パッチ 1 が MYFORM.DLL バージョン 1.0.0.1 を、パッチ 2 が MYFORM.DLL バージョン1.0.0.2 を含む場合、パッチ 1 とパッチ 2 のどちらが先にインストールされても、結果として MYFORM.DLL バージョン 1.0.0.2 がインストールされ、ます。

パッチがアンインストールされる時も同様です。パッチ1をアンインストールする際、パッチがインストールしたDLLのバージョンのみに影響を与えます。バージョン 1.0.0.2 がインストールされているので、アンインストールするパッチ 1 は MYFORM.DLL をバージョン 1.0.0 で置き換えません。バージョンは 1.0.0.2 のままです。その後パッチ2をアンインストールした時のみ、バージョンは 1.0.0.0 に復元されます。

これは整然としているように思われるかもしれませんが、累加的でないパッチが作成されると管理は複雑になります。各パッチは、過去に発生した変更を全て含むか、もしくは必要であれば変更をバックアウトし、インストールをそのパッチのレベルに進ませるのに必要な唯一のパッチであると見なされなければなりません。したがって、ユーザーがどのパッチ・レベルのインストールを選択したかにかかわらず、最新のパッチのみインストールすれば最新のバージョンが取得できます。中間のパッチは不要です。

注:生成された1つのマシンから順次パッチを作成し、オブジェクトを以前の状態に復元しないと、パッチは累加的になります。

パッチに関する詳細は、『配布ツールガイド』の配布モデルを参照してください。

パッチの詳細については、「配布モデル」を参照してください。

パッチの作成

パッチを作成するプロセスは非常に簡単です。パッチは、最後に配布されたバージョンに基づいて作成されます。パッチには、すでに配布されている既存のアプリケーション・コンポーネントに対する 1 つ以上の変更、もしくは、新しいコンポーネントが含まれます。

1 つ以上のコンポーネントを変更した後、このアプリケーションに配布された最後のバージョンに基づきパッチを作成します。配布ツールは、DLL を分析し、新規または変更された DLL のみをパッチに含めます。

はじめに

次の演習を完了している必要があります。

DTE010 – 配布ツールの設定

DTE015 – クライアント・サーバー・アプリケーションの作成

DTE020 – バージョン 1 パッケージの作成

DTE025 – パッケージのバージョン 1 のインストール

DTE030 – 社員アプリケーションの修正

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