インストーラーは、全ユーザーが利用できるインストール、または現ユーザーのみが利用できるインストールのいずれかを行います。全ユーザーのインストールの場合は、管理者インストールが呼び出されます。msi または msp ファイルの動作は、Windows でユーザー・アクセス・コントロール (UAC) が有効になっているかどうかで異なります。Windows 7 以降のバージョンの Windows は、標準の Windows UAC 構成によって UAC 機能を完全にオフにすることはできません。ですから、UAC の完全切断については、ここでは扱いません。最も低いレベルの UAC が有効であることを前提としています。

UAC がオンの場合、デフォルトのインストーラー・ファイルは、現ユーザーに対してのみインストールできます。以下の 3 つのいずれかの状況に当てはまる場合は、管理者インストールが可能です。

  • 特別に"昇格"のオプションが "はい" に設定されているため、インストーラー・ファイルが自動的に管理者特権で実行される。

  • 選択オプションによって"昇格"のオプションが暗黙に示される。例: "リスナーのインストール" が選択されており、インストーラー・ファイルが自動的に管理者権限で実行される。

  • msi もしくは msp ガイルが管理者のコマンド・プロンプトで実行される。詳細は「管理者コマンドからの管理者インストール」を参照してください。V14SP1 以前のバージョンでは、アンインストールも管理者コマンドから実行する必要があるため、エンド・ユーザーが混乱する可能性もあり、これはおすすめしません。このアンインストールの問題は、LANSA のその後のバージョンで解消されています。

インストーラー・ファイルにすでに昇格が組み込まれている場合、通常はそのまま何も行う必要はありません。詳細については、「Windows エクスプローラーのインストーラー・ファイルをダブルクリック」を参照してください。以下は、インストーラー・ファイルが IIS 構成時に発生する例外についての説明です。

MSI による IIS 構成が必須ではない場合、MSI は管理者もしくは (管理者ユーザー ID とパスワードが分かっているのが前提) 管理者以外のユーザーにより実行することが可能です。

IIS の構成が必要な場合は、制限や注意事項があります。

IIS をインストールしない場合は、MSI は、管理者または管理者以外のユーザーのいずれかで実行することができます。これにより、Web サイト詳細がデフォルド設定されますが、このWeb サイトは既に存在していないことが前提です。すでに存在するとすれば、MSI はアンインストールされたものの、Web サイトの削除に失敗した場合が考えられます。もしくは、別のアプリケーションで同じ Web サイト名 (配布ツールのアプリケーション名をベースに名付けられた名前) が使用されていて、IIS がアンインストールされた場合です。

ただし、上記のような状況が発生する可能性は比較的低いでしょう。

それでも、IIS がアンインストールされ、同じ名前で Web サイトが既に存在する場合、この Web サイトは LANSA により使用されます。

IIS がすでにインストールされている場合、現在ログオン中のユーザーは IIS にクエリーを実行して、現在の Web サイトやポートなどを列挙することができるはずです。管理者以外は IIS にクエリーを実行できないため、MSI インストールは終了され、管理者でログインするか管理者コマンド・プロンプトを開いて、そこから MSI を実行するように促すメッセージが表示されます。

アンインストールでは、管理者でも、管理者ではないユーザーでも (管理者のユーザー ID とパスワードが分かっていることが前提で) あらゆるタイプのアンインストールを実行できます。これは、MSI インストールのユーザー・インターフェース部分で IIS のクエリーが行われないからです。IIS へのアクセスが発生するには、管理者への昇格というプロセスが伴うため、IIS を管理するための許可が取得されます。さらに、インストールでは必ずしも管理者権限が必要ではないため、このようなインストールでは、管理者以外のユーザーの場合、管理者ログオンの詳細は必須ではありません。

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